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医療的ケアの毎日を平穏に過ごす為の記録&
子供在宅介護の苦労と工夫を紹介

口腔ネラトン法 我が子流

口腔ネラトン法で使用しているチューブ



<< 説明 >>

口腔ネラトン法とは
偉いドクターが考案した方法
ネラトンチューブを口から挿入だが、
自己流が認められ、幼少期は鼻注と同じ8Fr.60cmで口からゴックンして挿入していたが、8Fr.ではミキサー食の汁しか注入できない為、
自己流で見つけたのが、このチューブであった。
探した条件とは
10Fr.、80cm、先端3開口、キャップ式、造影線入りである事


<< 利点 >>
ミキサー食で少しの食物繊維が摂取できる。

<< 弱点 >>
大きな繊維は詰まりやすい。
イチゴの粒やトマト🍅の粒など
ミキサーにかけても砕けない
友達は12Fr.80cm
12Fr.だとミキサー食が詰まりにくくなるらしいが、その分、チューブが太くなり
本人がゴックンしにくくなる可能性があるので、我が家では試した事がない。



経管栄養は、鼻注、胃瘻が一般的だが
なぜ我が子に口腔ネラトン法なのか


理由は
胃からの逆流防止➡︎造影検査で胃食道逆流症と判断され、鼻から胃まで入っていたチューブが❗️ナントびっくり❗️
胃の造影剤がチューブを伝って喉もとまで、
海のさざ波のように上がってきて。
仰向け状態での検査という事もありましたが、
のどの喘鳴(ゼコゼコ)が胃を震わせてさざ波にしていたんです。


胃のふんもんぶ➡︎鼻注のチューブ留置でふんもんぶの閉まりが鈍くなり、ちょっとしたゲップも嘔吐につながる。


嚥下機能低下を防ぐ➡︎毎回チューブをゴックンさせ飲み込みさせているので、自然に嚥下の練習をしている事になる。


痰切り防止➡︎チューブを留置して置くと痰がチューブに絡まって、痰が切れない状態になる


最後に
口腔ネラトン法はできる人が限定されます。
皆さんの身近な例えにすると、
胃カメラ検査のチューブで嘔吐反射がある人は不向き。チューブをおえぇ〜と吐いてしまいます。


要するに、嘔吐反射が鈍い人がネラトンチューブをゴックンできるのです。そんな人、なかなかいないんですよ。


つづきは次回に


今日も1日無事終わる事に感謝